年間通して練習できる環境がなく… 有望選手を育てる苦労は

広島コレクターズアイスホッケークラブは、ことしで創立50年を迎えます。1989年に国体で8位入賞するなど強豪チームでした。

しかし、西白島にあった「ヒロシマアリーナ」が2003年に閉鎖されると、通年で練習できるリンクがなくなってしまいます。

現在、広島県内で屋内リンクは1か所で、時期も冬場の半年に限られます。有望選手を育てるには、周りのバックアップが必要です。

保護者 荒川祐子 さん
「広島は通年リンクがないので、半年間でどれだけみんながチームワークを作れるかっていうのがやっぱり1番難しいところかなと思う。あと、働いていらっしゃるお母さんとかお父さんだと送迎が大変なので、やっぱりそこであきらめちゃう方もいらっしゃいますね」

全国大会に代表6人を送り込む越本監督も、子どもたちの成長に期待しています。

広島コレクターズジュニア 越本直秀 監督
「(全国大会では)せっかくなんで、もっと広い世界を見てきてほしいなと思います。本場のホッケーではこんな個人で1人でがんばるようなことは絶対、通用しない世界なので、それを早く気がついて、そのプレーを地元に広げてほしいなと思います」

チームから朗報が届きました。今月、愛媛・松山市で開かれた「中四国小学生アイスホッケー大会」で10年ぶりに優勝しました。

全国大会は、高学年が来月26日~29日に軽井沢、低学年が来月23日~24日に横浜で開催されます。