「魔法の薬はない」消化器内科医はー

工藤内科・副院長 消化器内科 工藤あき医師:
ただ体重が重いというだけでは適用にならず、肥満症という既に健康障害がある方が適用になります。
恵俊彰:
「肥満症」というのは、もちろん自分でも「そうなのかな」という疑問は湧きそうですけど、やはり医療機関に行って診てもらうのが一番良いんですか?
消化器内科 工藤あき医師:
受診いただいても構いませんし、最近は健康診断でもBMIだけではなく、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病がある、ただの肥満ではない「肥満症」かどうかの診断もしていることが多いと思います。
恵俊彰:
厚生労働省から承認されたということですけど、日本で肥満症の方が増えているなどの実情があるんでしょうか?
消化器内科 工藤あき医師:
そうなんです。残念ながら肥満、肥満症、生活習慣病が増えているんです。そういったところに着目したものだと思います。
厚労省によると、BMI25以上の人の割合は、男性で33%、女性が22.3%となっています。
コメンテーター 小林よしひさ:
「肥満」なのか「肥満症」なのかということが結構大事で、太ってからその先に症状が出てきた、例えばちゃんと病院で診断されてから使うものなので、薬や副作用についてなどまず自分が理解していかないといけないと思いますね。
コメンテーター 中川翔子:
やっぱり魔法の薬というわけでもなくて、副作用など気をつけながら使用していただきたいなと思うんですけど、健康に影響があるような状態でなかなか運動が難しい方もいらっしゃるので、そういう方にとっての助けになるといいなと思います。
恵俊彰:
やはり普段から食事や運動に気を付けることが基本でしょうか?
消化器内科 工藤あき医師:
おっしゃるように魔法の薬というものはなくて、食事、運動療法を頑張ったけれどもなかなか効果が得られないというときのサポート役なんですね。
普段の生活の注意点はきちんと守っていかないと、なかなか効果的な結果は得られないと思います。
(ひるおび 2024年2月22日放送より)














