島根県と広島県を結んだJR三江線の廃止から、間もなく6年になります。
鉄道施設の撤去が少しずつ進む一方で、地元のNPO法人が廃線で明かりが消えた線路に新たな光をあてようとしています。
島根県邑南町の旧JR三江線口羽駅。
「信号機の点灯試験を行います。」
「はい、これより信号の点灯試験。」
「はい、信号担当、赤(停止)から黄色(注意)の方へお願いします。」
「はい4R、Y(黄色)現示します。」
NPO法人江の川鐡道のスタッフが無線で指示を出すと、信号が切り替わるとともに自動的に線路の分岐器が作動しました。

「定位オーライ。定位良し。密着良し!」
NPO法人江の川鐡道 佐々木創さん
「6年ぶりに蘇ったっていうことを考えると、ちょっと感慨深いです。」