子育て支援 医療的ケア児受け入れ拡充

また、少子化対策と子育て支援の特別枠を初めて設け、41の新規事業に3億8000万円余りを予算化しました。

藤井市長:「『子育て日本一とやま』をつくると、いうふうなことを宣言しておりますので、しっかりとそのあたりにたくさんの予算を取ってですね、たくさんの事業を盛り込んだということであります」

そのうちのひとつが授乳室を設置する費用の補助です。子連れ世帯の外出を支援しようと、商業施設などに授乳室を設置した事業者に最大50万円を助成します。

また、今回新たに日常的に医療的ケアを必要とする「医療的ケア児」の小中学校への受け入れ体制を整備する事業費が盛り込まれました。

医療的ケア児が健常の子どもたちと一緒に安心して学べるよう学校に訪問看護師を派遣します。母子分離による学校での受け入れは富山市では初めてだということです。

現在、市内には医療的ケア児が88人いて、市は来月、受け入れに向けたガイドラインを作成します。

全国の医療的ケア児とその家族を繋ぐ団体の富山支部代表は。

堀口里奈さん:「支援学校一択なイメージだった医療的ケア児の就学が、地域の公立校での選択が増えたことによって、一般的な子供として何か認められたような、そんな感じがしますなので本当に嬉しく思います」

また、能登半島地震対応では13億4000万円を計上していてすでに専決処分している1月補正、2月補正に加え、3月補正予算案を合わせると39億4200万円余りが復旧、復興に充てられます。