藤井市長の性格うかがえるバランス型予算に

毛田キャスター:ほかに新規事業で気になるものをまとめてみました。

まずは模擬家屋の火災実験なんですが、これは県広域消防防災センターに実際に模擬家屋をつくって燃焼させる実験を行う小学生向けの防火教室。火災報知機の有効性などを学ぶ。

ニホンザルの追い払いは大沢野や大山地域の住宅地で頻繁にサルの群れが出没することから、ロケット花火や爆竹、電動エアガン用のBB弾といった資材を支給する。

電動キックボードのレンタルは越中八尾観光協会が5月から11月の土日祝日に貸し出すもので、観光客の移動手段として期待。

ガン患者用の補正具は購入費用を助成するもので医療用ウィッグや乳房の補正具を想定。ガン治療に伴う外見上の悩みに向き合う事業。これで県内すべての市町村で補正具の費用助成が行われることになります。

今回の新年度予算案、目玉と言える派手な事業はないものの、子育てを重視しながら公共交通や地域振興に気を配ったバランス型の予算で、藤井市長の実直な性格を反映している印象です。

新年度予算案は今月28日から始まる富山市議会3月定例会に提出されます。