”東西を分ける”富山のスーパーには2種類が…
富山市のスーパーマーケット。ひなあられコーナーへ行ってみると。
小西アナ:「ひなあられは2種類ありますよ。ポン菓子タイプと、あられタイプ

たくさんのお菓子がありますが、大きく分けると圧力釜でふくらませた「ポン菓子」タイプと米や餅を煎った「あられ」タイプがあるようです。

あられタイプの代表で、全国で初めて、ひなあられの販売を始めた大阪「とよす」に話を聞くと…。
とよす株式会社 営業部営業管理課販促・コミュニケーション係 小幡裕見子係長:「関西は直径1センチくらいのあられで、醤油・エビ・青のりとかいろんな味が混ざったものをひなあられ。素材はもち米。素材と見た目が大きく変わる。あとお味。甘いかしょっぱいか。実は大阪生まれ大阪育ちなので甘いものがあるのを知らなかった。知ったときは衝撃を受けましたね。全然形も違いますし」

関西が主に「あられ」タイプで塩や醤油、青のりなどしょっぱい味が中心、関東は主に「ポン菓子」タイプで砂糖でほんのり甘く味付けされているといいます。

東西で特色がある「ひなあられ」ですが、富山のスーパーマーケットにはどちらも並んでいました。東西の分かれ目とも言われる富山県。

そういえば県内では灯油のポリタンクも関東を中心に使われている赤色と、関西中心に使われている青色がいっしょに売られていましたよね。
2つに種類がわかれているとはいえ、共通しているのは「子供の健やかな成長」をお祝いすることです。
富山短期大学食物栄養学科 太田裕美子教授:「ひなまつりって元々はお弁当とかお重をもって野や山や磯部でみんなで食べてお祝いするっていう文化。持って行きやすい形っていうのもあったのかも。両方選べる環境っていいですよね、それぞれの人が好きなものを選んでおひなさまをお祝いできるって」
3月3日の桃の節句、子供の成長を願いつつ、ひなあられを家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。