「カスハラ」防止条例 実効性は?
街の人にカスハラの経験を聞いてみると...

接客業(20代)
「ちょっと迷惑だと思ったのは、ネクタイを直して欲しいって。『女性なんだからネクタイを直すべきでしょ』みたいな感じで言われた」

過去に居酒屋勤務(20代)
「手を叩いて呼ぶ、それで来て当たり前みたいな。ぐっとこらえてやってましたけどムカついて無視とかもしていたので、お互い様っちゃお互い様」
2023年10月からカスハラ防止対策の検討部会を行ってきた東京都。
そこで参考としてあがっていたのが、オーストラリアの取り組みです。

オーストラリアで小売業などの労組が公開した動画
客
「なんなんだこれは!バカなやつだな!追加のソースとチーズが無いなんて。責任者を呼んでこい!」

店員
「ファストフード店の店員だからといって客より“下”ではない」
オーストラリアでは過去12か月の間に87%の労働者が客から暴言を受けたことがあると回答。数年前から従業員へ敬意を持って接することを客に求めるキャンペーンを行っていますが、あまり効果は上がっていないそうです。
東京で条例が制定されれば、カスハラは防げるのでしょうか。

美容師(60代)
「何もないよりはあった方がいいのかな。コンビニでもスーパーでも理不尽なこと言うお客様、見ていてイライラします」

公務員(20代)
「条例はあってもいいかな。条例を制定しないといけない状況は悲しい」

接客業(10代)
「歓迎するべきことだと思うが、条例の制定自体がパフォーマンスになっちゃいけないと思う」
北海道でも制定の動きがあるカスハラ防止条例。実効性のある対策となるのでしょうか。