RKKのスクープ投稿にある映像が届きました。

ゴーという音とともに近づいてくる鳥の大群。今月14日の夕方、熊本県天草市で撮影された映像です。

大きな黒いかたまりのように、次々と群れが連なって飛んでいく様子が捉えられていました。この映像を日本野鳥の会の原口さんに見てもらうと…

日本野鳥の会熊本県支部 原口研治 事務局長「すごいな…ムクドリの群れはこんなに羽音はしません。カモはムクドリより大きいので羽の音が強いから、カモであることは間違いない。今の時期だったらトモエガモかな」

トモエガモ。この鳥、八代市の球磨川でも見られました。川を埋めつくすほどの大群です。

八代野鳥愛好会 高野茂樹 会長「去年が3万羽、今年は3万9000羽。急に八代海で増えている。全国的にも急に増えている」

高野さんはこのように県内でトモエガモの大きな群れが見らえるようになったのはここ数年のことだといいます。

以前は、ほとんど姿を見ることはなく、環境省の絶滅危惧種II類にも指定されています。

日本野鳥の会 原口さん「繁殖地の方で状況がよくなってどんどん数が増えて朝鮮半島あたりで越冬すると言われていたが、そこが飽和状態となり、さらに南下して日本まで来ている」

大きな群れを作る習性があるトモエガモ、3月頃には北に向けて旅立つということです。