石田充 アナウンサー
そして、新戦力でいいますと、野手の方も山崎さんにチェックしていただきました。シート打撃と、味方のピッチャー対味方のバッターという実戦形式の練習があったんですが、出場機会があったのが、シャイナー選手です。

山崎隆造 さん
外国人として要求したいところはやっぱり長打であり、打点なんでしょうけども、一見、非常にシンプルなタイミング、そしてシンプルなスイングという感じです。逆に言うとムダがあまりないというバッターだとは思います。
石田充 アナウンサー
シングルヒット、クリーンヒットもありましたが、ほかの打席ではけっこうフライアウトが目立ちました。新井監督は、「どんどんシャイナーにはフライを打っていいぞ」と。それが結果的に長打につながりやすいというところもあるそうなので…

山崎隆造 さん
そのあたりはやっぱり監督もそうでしょうし、みんなが彼に要求している部分だと思います。やっぱり長打力ですよね。
石田充 アナウンサー
もちろん、新戦力はキャンプで注目されるんですが、「いや、自分たちを忘れないでくれ」という経験豊富な選手も、きょうはいいパッティングを見せていました。この沖縄キャンプに帯同する選手の中では年長者になります 田中広輔 選手です。

山崎隆造 さん
日南キャンプでもかなり彼に注目した部分ってありまして、非常に内容の濃い練習をしたのもそうですけども、確率がいいですね。練習とはいえ、非常に質のいい、そして45度をフルに使った打球方向。そういうところでていねいに打っていたなっていう印象ですし、確率も上がっています。

石田充 アナウンサー
本人は、これまではダイナミックに足を上げるフォームだったんですが、今はそんなに足を上げない、すり足に近いような打撃フォームなんですが…
山崎隆造 さん
やっぱりタイミングの取り方が今、うまくいっている状態だと思いますし、きょうのヒットも反対方向なんですけども、しっかりと方向性が出た、いいバッティングだったと思います。
石田充 アナウンサー
本人も実戦形式の阪神戦、日曜日に出場したときに「ちょっと強引になっていたところがあったので、きょうは広角を意識していました」と。ただ、打った相手が、新外国人のハッチ投手と栗林投手でしたから。

山崎隆造 さん
ですから、そうやって修正・微調整がすぐできるっていうところはさすがだなというところでしょうね。やっぱり実績のあるバッターですよね。

石田充 アナウンサー
そして、きょう、マウンドに姿を見せたのが、九里(亜蓮)投手・森下(暢仁)投手・床田(寛樹)投手・島内(颯太郎)投手・栗林(良吏)投手・ハッチ投手などなど。1軍で絶対に活躍してほしい、計算に入っている選手たちが、練習に姿を見せたというところで調整のペースも上がってきた印象です。
山崎隆造 さん
シーズンに入っても期待どおりというか、しっかりと結果を残してくれる投手ばかりだったと思います。今も小さな調整っていうのは当然あるでしょうけども、順調にここまで来ているんじゃないかなと思います。
石田充 アナウンサー
まだまだ、練習できそうな、まぶしい日差しもありますけれども、しっかり選手たちに休んでもらって、あすはDeNAとの練習があって、金土日はオープン戦ですから、しっかりゲームに備えてほしいです。
山崎隆造 さん
実戦が多くなってきますから。結果も大事です。でも、その前にアプローチというか、それまでのプロセスも大事です。