国のまとめでは、花粉症の人の割合は2019年の時点で42%。

さらに、花粉症の症状による業務効率の低下などで、経済的損失は一人当たり年間19万円に上るとの試算もあります。

ナフィアス 柚木真(ゆのきしん)さん:
「19万円てこれが100人200人となってくると馬鹿にできない金額になってくるので、その金額をできるだけ減らしていって、日本の生産性をあげていきたい」

ナフィアスは、マスクの研究開発などに生かすため、2月から企業と協定を結んで花粉症対策に乗り出しました。

相手先の企業の花粉症の社員に一定期間マスクを無償で提供し、使い心地などのアンケートをとり、効果を検証する取り組みで、現在は4社と結んでいます。

先ほどのアスピアも協定を締結し、マスクの効果に期待しています。

アスピア管理部 高山彩香さん:
「業務中に鼻をかむ回数が少しでも減ったりだとか、病院に行く回数が減ったり、花粉症対策のグッズを買っている社員もけっこうアンケートではいたので、そういうところの負担が少しでも軽減されたらいいなと思っています」

ナフィアスは今後も企業との協力関係を広げていき、生産性の向上を目指していくということです。