18日、春季キャンプを打ち上げた楽天イーグルス。週末は練習試合が行われ、期待の若手投手たちが開幕ローテをかけアピールしました。

17日、去年の王者・阪神との一戦に先発したのは開幕投手候補の早川隆久投手。初回、1番・近本選手、続く中野選手を2者連続三振。強力1・2番コンビに仕事をさせません。

主力が並んだ阪神打線を2イニングノーヒットに抑えこんだ早川投手。初の実戦登板は自身も納得の内容となったようです。

楽天 早川隆久投手:
「フォークもそうですし、スライダーも投げられたので、全体的に球種が変わってきた中である程度の球は試せた」

そして、キャンプ最終日の18日。日本ハムとの練習試合でドラ1ルーキー・古謝樹投手が実戦デビュー。その初マウンドを見届けようと家族や親戚らも応援に駆けつけました。

古謝投手のいとこ 桑江雛乃さん:
「全力出し切れるように、けがだけはしないように頑張ってほしい」
古謝投手のいとこ桑江朝都さん:
「沖縄パワーを送りたい」

スタンドからの後押しを受け古謝投手は初回、幸先よく1・2番を打ち取り2アウトを奪います。その後ランナー1人を背負い4番・レイエス選手、高々と上がった打球は風にも乗ってライトスタンドへ。一発を許し2点を失います。

それでも続く2回は、しっかりと切り替え、三者凡退に打ち取った古謝投手。収穫と課題を手に初の実戦登板を終えました。

楽天 古謝樹投手:
「プロの舞台で投げられたのは第一の収穫となりますし、次は変化球と真っすぐをコンビネーションしていい収穫のある登板にできればと思います」

チーム内の競争を掲げ、18日間に及ぶキャンプで力を蓄えた楽天。今週末からはオープン戦も始まりレギュラーの座をかけた争いが本格化していきます。

楽天 今江敏晃監督:
「100点に近い点数。みんなが意欲的に取り組んでくれた争いをやっていくんだという活気もあった、選手たちが開幕に向けてしっかり調整できるようにやっていきたい」

対外試合はいまだ未勝利のイーグルスですが、レギュラー争いの雰囲気は良いと話す今江監督。今後若手選手の結果でのアピールに期待がかかります。