「鮮魚仕出し元助」は1916年に創業した老舗で、西区を中心に刺身などを仕出ししていたほか、店頭でも鮮魚などを販売。地元住民から長年愛され続けてきました。


地元の住民
「非常にこの街に溶け込んだ、なくてはならない店のひとつですからね。何かあれば必ず(元助の)仕出しで親戚一同をおもてなしをするというのが、この辺の長年のやり方ですからね、それができなくなったってことですからね」


建物の解体作業は2カ月ほどかかる見通しで、創業から100年以上の歴史に幕を下ろすことになります。

―先代にどんな言葉をかけて店をたたみたいですか?

小竹寿子さん
「ここでね、おしまいにするのを申し訳ないというのと、私たちも頑張ってきましたって伝えたいです」

―先代からどんな言葉貰えますかね?

小竹寿子さん
「きっと『頑張った!』って言ってもらえる気がします」

新潟市によりますと罹災証明書の申請件数は19日現在、1万3200件に上っています。このうち、罹災証明書を交付できているのは半分以下のおよそ6300件にとどまっているため、地震から1か月以上たっても先が見通せない人が多くいるのが現状です。