■MLBキャンプ(日本時間26日、アリゾナ州メサ)

カブスの今永昇太投手(30)は25日(日本時間26日)、キャンプ2度目のライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。打者11人に対し、43球を投げ被安打4、1本塁打、1四球、2三振だった。

2度目のライブBPに登板した今永、1人目はN.マドリガル(26)、1球目のストレートを完璧に弾き返され、ライブBP2度目で2本目となるホームランを浴びた。「やっぱり試合を意識して、カウントを取る球、ボールにする球、そういうのを意識していこうと、カウントをすぅーと取りに行く球は向こうの打者からすれば打ち頃でしょう」と反省していた。

その後は低めにボールを集め、3人目の打者はシンカーでバットを折り、ショートゴロに抑えるなど安定感のあるコントロールを見せた。それでもレギュラークラスのマドリガルと2度目の対戦では2ストライクと追い込みながらもシンカーを弾き返されヒット性の打球。「全部が全部狙った球にできるわけではないので、打たれる前の球をしっかり反省したりとか、押さえる前の球を研究したりとか、そういうところで勉強していかないと」と話した。

それでもJ.アルファーロ(30)と対戦した場面、カウント3-1からチェンジアップで空振りを奪った。このシーンに今永は「ああいうのが、このメジャーで生き残るための、自分のやらなきゃいけないことだと思う」と手応えをつかんでいた。

2度目のライブBPは打者11人に対し、43球を投げ被安打4、1本塁打、1四球、2三振。「詰まりながらセンター前に打たれましたけど、ああいう安打は割り切っていかないと、しょうがないことだと思うので、やっぱりしっかり投げきって、相手に自分のスイングをさせないというのは、大事だと思います」と振りかえった。

T.ホットビー投手コーチは「スプリット(アルファーロへのチェンジアップ)は本当によかった。いい武器になる」と高評価。次はゲームでの登板になる見込みで、同コーチは「少なくとも中5日のローテーションになる」とコメント。中5日での登板となれば3月2日(日本時間3月3日)の敵地ドジャース戦で大谷とのメジャー初対決の可能性も出てきた。