■第107回日本陸上競技選手権大会・20km競歩(18日、兵庫・神戸)

パリ五輪代表選考を兼ねた日本選手権20km競歩が行われ、女子は藤井菜々子(24・エディオン)が1時間27分59秒で連覇を達成。派遣設定記録(1時間28分30秒)を突破しての優勝のため、パリ五輪代表に内定した。

序盤から積極的にレースを牽引し、日本記録(1時間27分41秒)も視野に入るハイペースな展開となった。結果、日本記録には18秒及ばなかったが、大会記録(1時間28分3秒)を15年ぶりに塗り替える大会新をマークして優勝。自己ベストも更新した。

レース後は「派遣設定記録の突破と、優勝での内定が目標だったのでほっとしています」と安堵の表情をみせ、東京五輪に続く五輪切符を手にした喜びをかみしめた。