東京消防庁や警視庁などが合同できょう午前、爆破テロ対処訓練を行いました。訓練の舞台に選ばれたのは、大勢の人が行き交う繁華街、東京・新宿のデパート前です。

訓練は、不審な2人の男が、新宿区の伊勢丹新宿本店を爆破して火災を起こした後、拳銃を発砲しながら逃走するという設定で、東京消防庁の消防士などおよそ300人が参加して行われました。

警視庁の警察犬が男を制圧するとともに、消防士がはしご車を屋上まで伸ばして、火災から逃げ遅れた人を救出し、最後は一斉放水で火を消し止めました。

東京消防庁は「多くの人が訪れる繁華街では、どんな事態にも対処できるよう連携を確認し、備えたい」としています。