大谷翔平選手も使っている「ブラスト」という装置、日本でも体験できるということで、大学まで野球を本気で続けていた井上キャスターが体験しました。
大谷選手がバットに装着する“根元センサー” 少年野球で使用するところも

井上貴博キャスター:
「ブラスト」とは、バットのグリップエンドに取り付ける装置です。シリコンで取り付けられ、取り外しが可能なのでどんな形のバットにも付けることができます。大体2万円ぐらいなので、少年野球でも使っている子がいると。
本当に素晴らしい機能だと思ったのは、「ブラスト」にはすごく小さいセンサーが中央に付いていて、ボールを打った瞬間に13項目のデータがパッと一瞬で出るんです。自分がどういうスイングをしたのかというのが一目瞭然。スイングの軌道もわかります。

バットスピードの数字が出るのはもちろん、アッパースイング度合いがわかることで、ミリ単位で調節ができます。オンプレーンの効率というのは、バットは水平に出ているとボールを捉えやすいので、この数値が高ければ高いほどいい、70%を超えるといいと言われています。今まで抽象的だったものが具体的に指導できるので、革命だなと思いました。
日比麻音子キャスター:
なるほど、指導側にとってもこのデータというのは指導しやすくなるという。
井上キャスター:
今まで何となく抽象的に「今のはもう少しこうしようか」って言ってたものが数値で出せるので、教わる側も教える側も、ものすごく効率的なります。
産婦人科医 宋美玄さん:
大谷さんの“柵越えの秘訣”っていうから、何かすごいものかなと思ったら、小学生までみんなが使っているから、むしろもう使っているのが当たり前みたいな感じなんですね。
井上キャスター:
たまたま今回は野球ですけど、各スポーツで同じようなものが取り入れられていますのでスポーツを科学する、デザインする、そして全体のスポーツがレベルアップする、羨ましいなと感じました。