書店の中に、本格的なお茶とお茶のスイーツを提供するカフェがあります。

中道尚子さん:
「煎茶の冷たいボトルになります」

本を読みながら楽しめるよう、お茶は背の高いお盆で提供します。

中道尚子さん:
「神楽町の店舗で一番人気の『あさつゆ』という深蒸しの煎茶をいれさせていただいております」

運営しているのは氣比神宮(けひじんぐう)の門前に店を構える、創業およそ80年の日本茶店。

中道尚子さんは「地元のカフェを」と声を掛けられ、ちえなみきへの出店を決めました。

利用客は:
「兵庫県から来ました」
「奈良市から来たんですよ」
「本当すごいゆっくり出来て、おただいたお茶のスイーツが本当においしかったので」

店には観光客も多く訪れ、中道さんは敦賀の見どころや魅力を案内しています。

中道尚子さん:
「元々氣比神宮の前の店でさせていただいてるので、そこが繋がる感じがして、とてもありがたいなっていうふうに思ってます」

2月9日の長野市。

「焼きサバのお寿司になりまーす」

『長野灯明まつり』の会場に、中道さんの姿がありました。

神楽町1丁目商店街のおかみさんたちのグループ『べっぴん会』会長として参加した敦賀市の観光キャラバンです。

中道尚子さん:
「昆布切符になります、ぜひ敦賀にお越しください」

会場で配ったのは、特典付きの『昆布切符』。

だしをとったら無効という切符は、メディアにも取り上げられ、行列ができるほどの人気でした。

敦賀市新幹線誘客課・上野恭輔さん:
「敦賀で加工するおぼろ昆布が、全国のシェア80%を超えている。敦賀を知ってもらおうと、面白いものを作れないかということで、敦賀の昆布に着目しました。昆布切符とは呼んでますが、これで電車には乗れません」

一般に新幹線が延伸されると、最も重視されるのは首都圏からの誘客ですが、敦賀市の場合、事情が異なります。

敦賀市から東京までの所要時間は北陸新幹線を使うと最速で3時間8分。

しかし、北陸本線の米原(まいばら)で東海道新幹線に乗り換えた場合の所要時間は、最速2時間50分ほど。

時間が早く、運賃も安くなります。