皆さんどのくらいの温度でお風呂に入っていますか?
体を効率的に休めるために、「お風呂の入り方」にも極意があります。
25年以上、4万人以上の入浴を医学的に調査研究している温泉療法専門医の早坂信哉氏に、お風呂の効果的な入り方を教わります。

シャワーだけじゃダメ?

温泉療法専門医 早坂信哉氏:
入浴することで得られるメリットは非常に大きいので、ぜひ入浴をして頂きたいです。

≪入浴によるメリット≫
◆清浄作用
汚れ・皮脂を落とす。

◆温熱作用
体を温めることによって血液の流れが良くなり、新陳代謝がアップ。美容効果アップや疲労回復につながる。

◆蒸気・香り作用
お風呂の湯気を吸い込むことによって異物を出しやすくなり免疫力が上がる。また香りをプラスすることによりリラックス効果も得られる。

温泉療法専門医 早坂信哉氏:
このような入浴の効果をさらに高めてくれるのが「入浴剤」です。

入浴剤、どれを選べばいいの?

早坂医師:
大きく分けて「ポカポカ系」と「しっとり系」に分かれます。

≪ポカポカ系≫
・炭酸系(シュワシュワタイプ)
・生薬(漢方・植物由来など)
・温泉系
・無機塩類(バスソルトタイプ)

≪しっとり系≫
・薬用化粧料(美容・保湿成分のオイルやヒアルロン酸)
・酵素(パパイン・パンクレアチンなどのたんぱく質分解酵素)

早坂医師:
「炭酸系」は、血管に炭酸ガスが吸収されて、血管を広げてくれ血流量が非常に多くなります。泡が立ち終わって全部解けてから必ず2時間以内に入っていただきたい。なるべく早めに入って欲しいと思います。
一方、この時期の肌の乾燥には、しっとり系の「薬用化粧料」があります。パッケージの裏を見ると書いてあります。
また「酵素系」と言って、皮膚の汚れを取ってくれるような酵素が入っているものもありますので、目的に合わせて使い分けるといいと思います。

コメンテーター 中川翔子:
代謝が悪いので汗をかきたくて。バスソルト、エプソムソルトとかを使うと汗をかきやすくなるような気がしてます。

早坂医師:
エプソムソルトも体を温める作用が非常に強いので使っていただけるといいです。

渋谷ロフトのバス用品売り場では、体を温める定番のものから香りを重視したものまで、約400種類の入浴剤を取り扱っています。
広報室の髙橋ひとみさんによると、今年のトレンドは美容液成分が配合されたものだそう。

◆Medi5C薬用オイルinバスソルトビタミンC誘導体(30g220円)
・保湿成分のビタミンC誘導体や肌荒れケアの有効成分、塩化ナトリウムを配合
・バスソルトがオイルでコーティングをされている
・オイルが溶け出してお風呂をあがる時に肌をコーティングしてくれ潤いをキープ

◆アース製薬 BARTH中性重炭酸入浴料BEAUTY(9錠1144円)
・コラーゲンとヒアルロン酸が入って潤いをキープ

◆ネムス バスソルト フォレストグリーン(60g352円)
・快眠グッズを開発する会社が監修
・青森県産ヒバ精油・ユーカリ・ローズマリーなどの天然由来の香り成分を配合

さらに、子どもと一緒に楽しめる入浴剤も。

◆ブクブクアワー フローラルシャボン(40g253円)
・水道水に含まれる塩素を除去しピリピリ感を抑える
・モコモコ泡とパチパチサウンド楽しいバスタイムを演出