アメリカ軍は、4日も、中東イエメンの武装勢力「フーシ派」に対する攻撃を行いました。バイデン大統領は一連の空爆について“効果をあげている”との認識を示しています。

記者
「空爆は効果をあげていますか?」

バイデン大統領
「イエス」

バイデン大統領は4日、記者の問いかけにこのように応じました。

アメリカ中央軍によりますと、アメリカ軍は4日にも、イエメンの親イラン武装組織「フーシ派」に対する攻撃を実施。この攻撃かどうかは不明ですが、ミサイルを発射する映像も公開しました。

4日の攻撃は、紅海を航行中のアメリカ軍の艦船や商船に対して、イエメンのフーシ派支配地域から対艦ミサイルの発射準備が進められていることを突き止め、自衛の措置として破壊したものだとしています。

一方、ヨルダンでアメリカ兵3人が死亡した攻撃に対する報復として、2日にイラクとシリアで行った武装勢力への空爆について、サリバン大統領補佐官は「対応は始まったばかりだ」と話し、さらなる攻撃を示唆しました。

その上で、「イランがアメリカに対して直接対応してきた場合は、我々は迅速かつ強力な対応を取る」と警告しています。