南米ペルーの世界遺産マチュピチュ遺跡で入場券の販売方法を巡る抗議デモが終了し、遺跡への列車の運行が再開しました。

この問題はペルー政府が先月、これまで公営企業が行っていたマチュピチュ遺跡の入場券の販売を民間企業に委託したところ、「利益が一社に集中する」として地元業者らが反発し、先週半ば以降から抗議デモやストライキを行っていたものです。

マチュピチュ遺跡に向かう列車の線路がデモ隊により封鎖されていましたが、AP通信などによりますと、31日、政府が民間企業との契約を取り消す意向を示したことでデモは終了し、遺跡への列車の運行が再開したということです。

デモやストライキによる損失額は地元の旅行組合の試算で470万ドル、日本円でおよそ7億円に上ります。