中国人民銀行は24日、「預金準備率」を引き下げることを明らかにしました。追加の金融緩和策をとることで景気のテコ入れを図る狙いがあるものとみられます。

中国の中央銀行にあたる人民銀行の潘功勝総裁は24日、金融機関から預金の一定割合を強制的に預かる比率を示す「預金準備率」を来月5日から0.5%引き下げると発表しました。

今回の引き下げにより市場に出回る資金は1兆元、日本円にしておよそ20兆円相当増えることになります。

引き下げは去年9月以来で、中国の景気回復が遅れる中、さらなる金融緩和策をとることで景気のテコ入れを図る狙いがあるものとみられます。