経団連会長など、日本の経済界トップらからなる中国訪問団が北京に到着しました。25日には李強首相と会談する予定で、冷え込む日中関係の改善につなげられるか注目されます。

経団連 十倉雅和 会長
「経済分野における連携、協力関係のいっそうの拡大と進化をはかってまいりたいと考えております」

経団連の十倉会長ら、「日中経済協会」の代表団は23日午後、北京に到着。受け入れ団体が主催した歓迎レセプションで、両国の経済協力を強化する考えを表明しました。

また、中国国際貿易促進委員会の任鴻斌会長も「相互利益とウィンウィンの成果をより高いレベルで達成すべき」と強調し、「中国経済は全体として着実な改善傾向を維持している」とアピールしました。

「日中経済協会」の代表団の訪中は4年ぶりで、25日には李強首相と会談し、▼日本の水産物輸入停止措置の撤回を求めるほか、▼中国が改正した「反スパイ法」の透明性ある運用などについて求めていくものとみられます。