アメリカのホワイトハウスは、トランプ大統領が雇用統計の担当局長の後任に指名していた保守系エコノミストについて、起用を撤回すると明らかにしました。

ホワイトハウス レビット報道官
「(局長候補の)アントニ氏は大統領と我々のチームの強力な味方ですが、十分な票を得られないことが明らかとなり、間もなく、後任候補を発表する予定です」

ホワイトハウスのレビット報道官は1日、雇用統計を担当する労働省労働統計局長の人事について、トランプ大統領が指名していた保守系エコノミストのE・J・アントニ氏の起用を撤回することを明らかにしました。

アメリカメディアはアントニ氏について、「党派性が強い」などとして、雇用統計の担当局長への起用にはリスクがあったとの専門家の声を伝えています。

労働統計局長をめぐっては、トランプ大統領が雇用統計の結果が政治的な動機で不正に操作されたと主張し、前局長のマクエンタファー氏を解任していました。