ミャンマー北東部では、少数民族武装勢力と軍が国境を接する中国の仲介により、一時的な停戦で合意しましたが、少数民族側は、軍が合意に違反し、攻撃を続けていると非難しました。
ミャンマー北東部シャン州では、去年10月以降、3つの少数民族武装勢力が共闘し、ミャンマー軍への攻勢を強めていましたが、軍は今月12日、“中国の仲介で開かれた和平協議で双方が一時的な停戦に合意した”と発表。「停戦を確実にするために、今後も協議を続ける」としていました。
ところが、少数民族側は、“ミャンマー軍が11日夜から停戦を開始するとの合意を破り、攻撃を繰り返している”として非難する声明を出しました。
3つの少数民族のうち、TNLA=タアン民族解放軍は、“ミャンマー軍が12日と13日の2日間にわたり、シャン州でおよそ20回の砲撃と5回の空爆を行った”と主張しています。
これまでにミャンマー軍からの発表はありませんが、シャン州では今後も戦闘が続くおそれがあります。

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