アメリカ軍とイギリス軍がイエメンの武装組織フーシ派の拠点を空爆したことを受け、ロシアは地域の緊張激化につながる「無責任な行動だ」と非難し、国連安全保障理事会の緊急会合を開催するよう要請したことを明らかにしました。

ロシア外務省のザハロワ報道官は12日、アメリカ軍とイギリス軍による空爆について、「地域の情勢の不安定化を引き起こす可能性がある無責任な行動だ」と非難。国連安全保障理事会の承認がない攻撃だとして「国際法に反している」と主張しました。

そのうえで国連安全保障理事会の緊急会合を現地時間の12日に開催するよう要請したことを明らかにしました。

ロシアはフーシ派の後ろ盾とされるイランと友好関係にあり、ウクライナ侵攻後に対立を深めるアメリカなどへの対抗で連携を強めています。