香港国家安全維持法に違反した罪に問われている「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏の裁判で、イギリスなどが起訴取り消しを求めたことについて、中国政府は「法の精神に反するもので、断固反対する」と反発しました。
中国共産党に批判的だった香港紙「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏は、海外勢力と共謀して国の安全を脅かしたなどとして香港国家安全維持法に違反した罪などに問われており、きょう裁判が始まりました。
これに対し、イギリスのキャメロン外相は「国安法を廃止し、この法律で起訴されたすべての人の訴追を取り消すよう強く求める」との声明を発表、アメリカ国務省も解放を求める声明を発表しました。
これについて、中国外務省の汪報道官は次のように反発しました。
中国外務省 汪文斌 報道官
「米英がすでに司法プロセスに入った案件に口をはさむことは法治の精神に著しく反するもので、あからさまな政治的操作と100%のダブルスタンダードだ。中国はこれに断固反対する」
そのうえで汪報道官は「黎智英は反中勢力の代理人であり、香港に混乱と損害を与えた」と主張。裁判は合法的に行われていると強調したほか、「香港の問題は中国の内政問題であり、いかなる外部勢力の介入も許されない」と反発しています。
5年に1度の「NPT=核拡散防止条約」再検討会議 焦点の「最終合意文書」には全会一致が必要 過去2回は中東やウクライナめぐり不一致に