アメリカ議会下院は、バイデン大統領が次男ハンター氏のビジネスに不正に影響力を行使したなどとして、弾劾に向けた調査を正式に開始することを決定しました。ハンター氏は強く反論しています。
野党・共和党が多数を握る議会下院は13日、バイデン大統領の弾劾に向けた調査を正式に始める決議案を採決し、賛成多数で可決しました。
共和党側は、バイデン大統領がオバマ政権で副大統領だった頃に、次男ハンター氏のウクライナなどでのビジネスに不正に影響力を行使し、「家族ぐるみで汚職や犯罪行為を行った」と主張しています。
共和党はおよそ1年にわたって調査を続けてきましたが、今回の決議によって、これまでよりも強い権限を持って調査が行われることになります。
ハンター・バイデン氏
「父が私のビジネスに金銭的に関与していたという疑惑を裏付ける証拠は何もない。なぜならそんな事実はないからだ」
ハンター氏は13日、議会前で声明を読み上げ、共和党側の主張に強く反論しました。
ハンター氏はこの日、弾劾に向けた調査を行っている議会の委員会で、非公開で証言をするよう求められていましたが、「主張が捻じ曲げられて伝わる懸念がある」として、公開での証言を求め、委員会には出席しませんでした。
今回の議会の決定を受けてバイデン大統領は声明を出し、「やるべき緊急の仕事をせずに根拠のない政治劇を繰り広げて時間を浪費している」と、共和党を強く批判しました。
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