東京電力は、処理水の放出が開始された24日から27日までの4日間で中国からの国際電話とみられる電話が6000件以上寄せられていると明かしました。

いずれの電話も処理水の海洋放出に対する苦情を訴える内容だということです。

一方、東京・千代田区の区役所の窓口にも「なぜ処理水を放出するのか」といった内容の中国からとみられる国際電話が1000件以上あったことが分かりました。

また、警視庁にも複数の警察署に中国語や機械音声で嫌がらせの電話が複数件、東京消防庁にも代表電話や複数の消防署に同様の電話が相当数かかってきているということです。

警察庁は、31の都府県の警察に対し、民間事業者や店舗などから225件の相談がきていることを明らかにし、「今後の情勢を注視するよう、警察を指導してまいりたい」としています。