セブン&アイ・ホールディングス傘下の「そごう・西武」の労働組合が海外の投資ファンドへの売却をめぐる経営陣との交渉が決裂した場合、今月31日にもストライキの実施を検討していることがわかりました。

低迷が続く「そごう・西武」について、親会社のセブン&アイは去年11月に海外の投資ファンドへの売却方針を決めました。

ただ、「そごう・西武」の労働組合は▼雇用の維持や▼百貨店事業の継続に懸念があるとして反発。売却時期が2度にわたって延期されるなど混乱が続いています。

こうした中、「そごう・西武」の労働組合は28日に会社側との交渉を予定していて、ストの実施を通知する方針であることがわかりました。会社側との交渉が決裂すれば31日にもストを実施する考えです。

ストの具体的な内容は未定としていますが、主力の西武池袋本店での実施を検討しているということです。

実際にストが行われれば、百貨店としてはきわめて異例の事態となります。