国連・安全保障理事会の非常任理事国を決める選挙が行われ、日本が史上最多となる12回目の当選を果たしました。
国連総会は9日、来年1月から2年間の非常任理事国の選挙を行い、日本が当選に必要な3分の2以上となる184票を獲得して選出されました。日本が非常任理事国になるのは加盟国の中で最多の12回目となります。
安保理はアメリカや中国など5つの常任理事国と、地域別に割り当てられた10の非常任理事国で構成され、非常任理事国は毎年5か国ずつ改選されます。日本のほかには、モザンビーク、エクアドル、マルタ、スイスが選出されました。
安保理は国連で唯一、法的拘束力のある決定を下すことのできる機関で、経済制裁などの強制的な措置をとることができます。
ウクライナ情勢や北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって欧米と中国・ロシアが対立を続けるなど試練の時を迎えている安保理。日本がどのように存在感を示していけるかが問われています。

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