ウクライナ東部ルハンシク州の「最後の拠点」とされるセベロドネツクについて、州知事は「西側の長距離砲があれば街を取り戻せる」と訴えました。
ルハンシク州 ガイダイ知事
「唯一、私たちに足りないものは西側の長距離砲だ」
ルハンシク州のガイダイ知事は9日、ウクライナ軍が劣勢となっているセベロドネツクについて、ロシア側に占領された部分とウクライナ側が支配する部分を分ける境界線は、たった一日で大幅に動く可能性があると指摘。西側の長距離砲をすぐに入手できれば街を2、3日で取り戻せると訴えました。
一方、タス通信によりますと、親ロシア派支配地域「ドネツク人民共和国」の裁判所は、ウクライナ側の義勇兵として戦闘に参加し、ロシアの捕虜となったイギリス人2人とモロッコ人1人に対し、死刑判決を言い渡しました。3人は傭兵活動を行った罪と権力奪取を図った罪に問われていました。判決を受け、3人は上訴する方針だということです。

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