中古車販売大手の「ビッグモーター」が自動車保険の保険料を不正に請求していた問題で、損害保険各社は保険の等級が下がったことで保険料が割高になっている契約者もいるとみて対応を進めています。
「ビッグモーター」は18日、外部の弁護士で作る調査委員会の報告書を公表し、修理の際に故意に車に傷をつけるなどして自動車保険の保険金を不正に請求していたケースが去年11月以降、8427件のうちおよそ15%あったとしています。
問題を受け損保各社は、契約者のなかに本来なら使う必要のなかった保険を使うことになってしまい、保険料の割引率を定める等級が下がり、結果、保険料が割高になっているケースがあるとみて調査を進めています。
また、損保各社では、今回の不正請求で等級が下がった契約者に連絡を取り、本来の修理費用を伝えたうえで、本来の等級に戻すかどうかの意向を確認するということです。

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