政府は、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁として、中古車も含めた乗用車の輸出規制を強化する方針を固めたことが分かりました。

政府はロシアに対し、去年4月から600万円を超える高級車の輸出を禁止していましたが、今回新たに、▼排気量1900ccを超えるガソリン車とディーゼル車に加え、▼すべてのハイブリッド車とEV=電気自動車の輸出を規制する方針を固めたことが分かりました。

関連政令の改正を今月中にも閣議決定し、早ければ8月上旬にも適用される見通しです。

5月のG7サミットの首脳声明では、「ロシアの侵略に重要な全ての品目の輸出が制限されることを確保するため、行動を拡大する」と明記されていて、日本政府は高級車種以外も対象に加えることで欧米各国に足並みをそろえる狙いがあるとみられます。