次世代の原子炉とされる「高温ガス炉」で使う核燃料について、日本原子力研究開発機構はイギリスの国立原子力研究所と共同で開発に乗り出すと発表しました。
「高温ガス炉」は原子炉の冷却に水ではなく、ヘリウムガスを使用するため、地震などで電源が喪失しても水素爆発などの心配がなく、安全性が高いとされています。
「高温ガス炉」で使用する核燃料について、日本原子力開発機構はイギリスの国立原子力研究所と共同開発することを発表しました。
イギリス政府は、2030年代初めにも実証炉の運転開始を目指していて、日本側も原子炉本体の基本設計にも加わるということです。
機構は、茨城県に保有する高温ガス炉で蓄えた技術をイギリス側に提供しつつ、将来的には日本国内での開発に活用したいとしています。

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