円安が加速しています。きょうの外国為替市場で円相場は、一時、1ドル144円80銭台をつけ、およそ7か月ぶりの円安水準となりました。
去年9月、政府と日銀が円買い・ドル売りの介入に踏み切った1ドル145円台に迫る勢いで、市場では介入への警戒感が高まっています。
29日にアメリカで発表された経済指標でアメリカ経済が堅調との見方が広がったことから、利上げが長引くとの観測が高ました。
また、28日にポルトガルで開かれた欧米の中央銀行総裁が参加する討論会で、アメリカのFRBのパウエル議長は、インフレ抑制のため利上げを継続する姿勢を見せた一方、日銀の植田総裁は大規模緩和を続ける考えを改めて示しました。
金融政策の方向性の違いが際立ったことから、市場では日米の金利差が拡大するとの見方が広がり、金利の高いドルで資金を運用しようと、円を売ってドルを買う動きが強まりました。

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