円相場が1ドル=144円台をつけるなど円安が進んでいることを受け、経済同友会の新浪代表幹事は「これ以上は非常に耐え難い状況になりつつある」と警戒感を示しました。

経済同友会 新浪剛史 代表幹事
「(1ドルが)150円にいくのか160円にいくのか、しかし、これ以上(円安に)いくことは非常に耐え難いという状況にはなりつつあるのではないか」

新浪代表幹事は、外国為替市場で円相場が1ドル=144円台まで値下がりしたことについて「為替の乱高下は大変、頭が痛い」と指摘しました。

そのうえで「日本経済や経営をしていくうえで、重要なのは予見性だ」と強調し、急速に円安が進むいまの為替相場に警戒感を示しました。

また、日銀が行っている「イールドカーブコントロール」と呼ばれる長期金利を低く抑える金融政策ついては、日本経済が底堅く推移することを条件に「見直すことはあっても良いのではないか」との認識を示しました。