政府が定めた防衛や外交などに関する「特定秘密」について、去年は防衛省であわせて7件の法令違反があったことが明らかになりました。

「特定秘密」は、防衛や外交、スパイやテロといった分野の情報のうち、特に高度な保全が必要なものを政府が指定したもので、漏えいした場合には最高で懲役10年が科せられます。

きょうの閣議で決定された「特定秘密及び適性評価の実施状況に関する報告」によりますと、海上自衛隊の1等海佐が初めて懲戒免職の処分を受けたOBへの「特定秘密」の漏洩など、去年1年間であわせて7件の法令違反があったことがわかりました。

ほかの6件もすべて防衛省に関連するもので、▼保存しなければならない特定秘密が記載されたコピーの廃棄が2件、▼使ってはいけない機器を使ってのメールの送信が3件、▼特定秘密ではないのに特定秘密と指定した1件でした。

報告には有識者からの「漏洩はあってはならない事案であり、遺憾である」との厳しい意見も記載されました。