韓国政府が主催する多国間訓練に参加予定の海上自衛隊の護衛艦が、自衛艦旗である「旭日旗」を掲揚し、韓国南部・釜山に入港しました。

韓国の聯合ニュースによりますと、海上自衛隊の護衛艦はきょう午前9時半ごろ、自衛艦旗を掲揚したまま釜山にある韓国海軍の基地に入港しました。

自衛艦旗である旭日旗は、韓国では「侵略の象徴」として反発もあり、5年前には革新系の文在寅政権が済州島での「国際観艦式」で旗を掲げないように日本側に要請。防衛省が海上自衛隊の参加を見送ったこともありました。

しかし、日米韓3か国の安保協力を重視する保守系の尹錫悦政権は、自衛艦旗を掲げたままの入港は「通常の国際的慣例」として問題視していません。