大手電力の電気料金の値上げをめぐり、河野消費者担当大臣が、電力会社を「高コスト体質」と指摘したことについて、電力会社の業界団体の会長が「非常に廉価に販売している」と反論しました。

電気事業連合会 池辺和弘 会長
「私どもは高コスト体質にはない。非常に廉価に販売している。ですから『高コスト体質である』という(指摘には)当たらないのでは」

電気事業連合会の池辺会長は、定例の会見でこのように指摘し、「電力は利益率が非常に低い、薄利多売の商売だ」として、電力業界が高コストであるとの指摘に反論しました。

大手電力の電気料金の値上げをめぐっては、審査の過程で、河野消費者担当大臣が「電力会社が高コスト体質だから、電力自由化の中でも、価格が下がることを避けるために、カルテルなどしたという疑念が裏付けられた」などと指摘していました。