今年1月から3月までのGDP=国内総生産は、年率で1.6%増加し、3四半期ぶりのプラス成長となりました。
今回はなんとかプラス成長となりましたが、先行きに対する危機感は強まる一方です。
内閣府がけさ発表した今年1月から3月期のGDPは、実質で前の期と比べ0.4%のプラスでした。年率に換算すると1.6%の増加で、去年10月から12月期がマイナスに下方修正されたため、3期ぶりのプラス成長となっています。
新型コロナの影響の緩和で旅行や外食などのサービス消費が回復し、個人消費が増えたことが主な要因です。
ただ、先行きは不透明です。今回発表された輸出はインバウンド需要が増えたものの、海外経済の減速を受け、大幅なマイナスでした。また、足元では歴史的な物価高やアメリカの金融不安も続いています。
低空飛行が続く日本経済。物価高を超える賃上げを実現し、力強い回復を続けられるのか、課題は山積みです。

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