中国で対話型AI「ChatGPT」を利用して、鉄道事故が起きたかのようなウソの情報をねつ造し、ネット上で拡散させた疑いで男の身柄が拘束されました。ChatGPT関連での摘発は中国で初めてとみられます。

中国内陸部・甘粛省の公安当局は広東省の男が先月、対話型AI「ChatGPT」を使い「線路を補修中の作業員が列車にはねられ9人が死亡した」というウソの情報をねつ造し、ネット上で拡散させたとして身柄を拘束したと発表しました。

香港メディアによりますと、「ChatGPT」に関連して容疑者が拘束されるのは、中国で初めてとみられるということです。

中国政府は対話型AIサービスを通じて中国に批判的な情報に国民が触れることを警戒しているとみられ、先月には「政権転覆を図る内容」について禁じる規制案も公表しています。