ドイツやフランスなど、ユーロ圏19か国の4月の消費者物価指数は、前の年に比べて7.5%の上昇となり、統計を遡れる1997年以降、最大の上昇幅となりました。

EU=ヨーロッパ連合の統計局が29日に発表したユーロ圏の4月の消費者物価指数速報値は前年の同じ月に比べて7.5%の上昇となりました。

上昇幅は統計が遡れる1997年以降最大で6か月連続の更新です。

国別では、エストニアの19.0%が最大で、ドイツが7.8%、スペインが8.3%、フランスが5.4%などとなっています。

ウクライナ情勢を背景にエネルギー価格は引き続き高値で推移していて、物価上昇は今後も続く可能性があります。