中国共産党は6日、株式市場を監督する証券監督管理委員会の前のトップを重大な規律・法律違反の疑いで調査していると発表しました。

中国共産党の中央規律検査委員会と国家監察委員会によりますと、重大な規律・法律違反の疑いで調査を受けているのは、中国で株式市場を監督する証券監督管理委員会の前主席・易会満氏です。

易氏の違反内容の詳細は明らかにされていませんが、ロイター通信は5日、易氏が汚職の疑いで当局の調査を受けていると報じ、関係者の話として、親族が不当な利益を得た可能性があるとしています。

易氏は中国4大商業銀行の一つである中国工商銀行の会長を経て、証券監督管理委員会の主席を2019年から務めていましたが、去年2月に突然、更迭されていました。