今シーズン、サバが記録的な不漁のため食卓に影響が出ています。サバ缶の値上げや出荷停止の発表が相次いでいるのです。
港に水揚げされるサバ。しかし今年、サバが例年に比べて記録的な不漁だといいます。
サバ不漁の影響をもろに受けているのがサバ缶です。
水産大手のマルハニチロはきょう、ほぼすべてのサバ缶について最大23%値上げすると発表。看板商品の「月花さば水煮」は、4月から70円値上げされます。
また、水産食品会社の極洋や高木商店も多くのサバ缶の出荷停止を決めています。
こちらのスーパーでは、サバ缶が手に入りにくい状況だといいます。
ゑびすや商店 唐鎌孝行社長
「サバは一番『魚缶』の中では王者。一番人気のある魚の缶詰。非常に品物も入荷が薄いし、これからの入荷数量についてもおぼつかない」
現在の入荷量は普段より3割少なく、今後さらに減ってしまうことを心配しています。
客
「月に2回くらい(サバ缶を買ってる)。何でもかんでも値上げしちゃうからいやだな」
「備蓄みたいな形で常時置いてあるが(値段が)上がるのはちょっと寂しい」
水産庁によりますと、サバの去年12月の水揚げ量は1年前に比べて半分以下に落ちているということです。
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