ロシアに続き、ウクライナを訪問中の国連のグテーレス事務総長とゼレンスキー大統領が会談し、マリウポリの製鉄所にとどまる市民の避難をめぐり、ゼレンスキー氏は「ロシアと協議する用意がある」と表明しました。

国連 グテーレス事務総長
「プーチン大統領は、マリウポリのアゾフスタリ製鉄所からの市民の避難に国連と赤十字国際委員会が関与することに原則的に合意した」

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ウクライナはアゾフスタリ製鉄所からの市民の避難に関し、直ちに協議を行う用意がある」

グテーレス事務総長は28日、ゼレンスキー大統領と会談を行い、その後の会見で多数の市民らがとどまっているとされるマリウポリの製鉄所について「危機の中の危機だ」と語りました。

市民の避難をめぐり、ロシア側との調整難航も指摘される中、グテーレス氏は「現時点でできることはすべてやっている」と発言。ゼレンスキー氏は「成功できると信じている」と述べたうえで、ウクライナも「ロシア側と協議する用意がある」としています。