ウクライナ東部の親ロシア派地域のトップが来月9日の対ドイツ戦勝記念日のパレードを行わないと表明しました。

インタファクス通信によりますと、親ロシア派武装勢力「ドネツク人民共和国」のトッププシーリン氏は28日、「パレードは我々が最終的な勝利を収め、共和国が憲法上の国境に到達した後に行うという難しい決断を下した」と述べ、来月9日の戦勝記念日にはパレードを行わないと表明しました。

ウクライナ側による攻撃のおそれがあるとしていて、東部での激しい戦闘が来月中旬以降も続く見通しを示しました。そのうえで、ドネツク州全域を制圧したあとにパレードを実施すると主張しています。

これに先立ち、ドネツク州にあるマリウポリでは、ロシア側が一方的に指名した副市長が来月9日にパレードを行う意向を示していました。