河野デジタル大臣は埼玉県の深谷市役所を訪れ、マイナンバーカードを活用することで申請書を記入せずに住民票の写しなどを受け取れる「書かない窓口」を視察しました。

河野デジタル大臣
「この『書かない窓口』というシステムを全国に展開しようということで、デジタル庁いろんな自治体のバックアップをさせていただいております。来庁される方も書類を書かなくて済みますし、受け付ける側もいろんなデータを連携することで窓口の数を減らしたり、窓口に必要な職員の人数を減らすことができますので、さらに重要な職場に人を振り分けるということができるようになる。今まで以上に少ない職員で多様な業務をやろうとすると、こういうデジタル化が必要になってくるんだと思います」

市役所に来た人が住民票の写しなど、証明書の書類を受け取るまでの様子を視察した河野デジタル大臣。

実際に「書かない窓口」を導入しているのは一部の自治体にとどまっていることから、デジタル庁が支援することで全国展開を加速させていきたいと抱負を述べました。

具体的には既に「書かない窓口」などに取り組んでいる、デジタル化に熱心な自治体の職員を、導入していない自治体に派遣して支援する事業を今月中に開始する予定だということです。