ドローン世界最大手の中国企業、DJIはロシアとウクライナでの事業を一時停止する、と発表しました。ロシアによるウクライナ侵攻以降、中国の大手企業がロシア向けの販売を停止するのは初めてとみられます。

DJIが26日に出した声明によりますと、中国の輸出管理法など各国の法律を遵守できているか検証するため、ロシアとウクライナにおけるすべての事業を一時停止すると明らかにしました。

ウクライナの副首相が3月、「ロシア軍がミサイルの誘導にDJIの製品を使用している」との主張をツイッターに投稿。DJI側は今月、「私たちは軍事目的の製品は販売していない」とのコメントを出していました。

ウクライナ情勢をめぐり、ロシア寄りとされる中国の大手企業がロシア向けの販売を停止するのは初めてとみられます。