IAEA=国際原子力機関の専門家チームが26日、ウクライナのチョルノービリ原発を訪れ、原発の監視システムの復旧作業などを始めました。
IAEAのグロッシ事務局長は26日、一時ロシア軍に占拠されたウクライナのチョルノービリ原発を専門家チームとともに訪問しました。
グロッシ事務局長は、構内の放射線の状況を調べ、現時点では異常はないとしていますが、ロシア軍に占拠されていた時は「危険な状態だった」と報道陣に話しました。
IAEA グロッシ事務局長
「大惨事に近かったかどうかまではわからないが、明らかに異常でとても危険な状態だった」
IAEAは今回の訪問で放射線検知のための機器などを持ち込んだほか、IAEAへのデータ送信が途絶えている核物質の監視システムの修理にあたっています。
チョルノービリ原発を巡っては、ロシア軍に占拠されたあと、一時、外部電源の供給が途絶えたほか、原発側とウクライナ当局との間で連絡が取れない期間がありました。

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