米国債市場で今月高まった売り圧力は、生産性上昇ペースが持続的に加速するリスクを織り込んでおらず、米30年国債利回りは6%に達することもあり得るとバークレイズ・キャピタルの米金利リサーチ責任者、アンシュル・プラダン氏がリポートで指摘した。

プラダン氏によれば、「現在の高い中立金利が長期的なものでなく、結局は循環的と分かる」と市場は引き続き想定している。このような循環的な枠組みの下で、投資家は米連邦準備制度がインフレ抑制のため金融引き締めに動くと予想しているが、「そうした利上げを恒久的なものと考えていない」という。

この見解に対する主な弱気リスクは、「生産性の高い経済」だとプラダン氏は主張した。米テック大手による今年AIインフラ投資は、過去3年間の合計に匹敵すると予想される。

その結果、生産性の上昇ペースが持続的に加速すれば、「米連邦準備制度は、フォワードカーブ(将来軌道の予測)が現時点で織り込む水準に政策金利を戻す理由が薄れる」と考えられ、「(投資家は)政策金利の最終到達点(ターミナルレート)を上方修正せざるを得なくなり、それが長期債利回りを押し上げる」と見込まれる。

「他の条件が同じで、より高い短期の見通しに近づく形で(政策金利の)長期見通しが再評価されれば、30年国債利回りの適正水準は6%に上昇するだろう」とリポートは分析した。この水準を最後に上回ったのは2000年6月だった。

米30年国債利回りはニューヨーク時間29日の取引で、一時5.61%を付け、02年以来の高水準に達した。

原題:Barclays Says US 30-Year Yield Can Reach 6% in Productivity Boom(抜粋)

(チャートを追加して更新します)

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